コラム

ペット火葬の時間はどれくらい?体重別の時間目安など解説

ペット火葬の時間はどれくらい?体重別の時間目安など解説

「あの子をしっかりと見送ってあげたい。限られた時間の中でも、あの子のためにできるだけのことをしてあげたい…」

深い悲しみの中で、最後のお別れをどう整えるか悩まれていることと思います。

限られた時間の中で精一杯の供養をすることは、ペットちゃんへの立派な愛情です。

本記事では、佐賀県佐賀市の日蓮宗 賀昌院内にあるペット霊園「慈光苑」が、ペット火葬にかかる時間の目安や、お仕事や家事と両立しながらお別れをするためのタイムスケジュールについて、詳しく解説します。

事前に「どのくらいの時間がかかるのか」を知っておくことで、焦ることなく、心安らかに最後のお別れの時を過ごしていただけるはずです。

【目安】ゆったりとお別れするために必要な時間は「1時間〜2時間30分」

【目安】ゆったりとお別れするために必要な時間は「2時間〜2時間30分」

まず、お仕事やご家庭の予定を調整しなければならない飼い主さまのために、トータルで確保すべき時間の結論からお伝えします。

【早見表】プラン別・滞在時間の目安

火葬にかかる時間は、ペットちゃんの体重だけでなく、飼い主さまがどのような形でお別れを希望されるか(プラン)によって大きく異なります。

焦らず心安らかにお見送りいただくために、まずは大まかな時間の目安をお伝えします。

※スクロールしてご覧ください。

プラン滞在時間目安内容おすすめのケース
合同火葬約30分受付・お焼香・お別れのみ(返骨なし)他のペットちゃんと一緒に寂しくなく送りたい方
個別一任火葬約1時間~2時間30分受付・お別れをして、火葬・収骨はスタッフに一任(後日返骨可)お骨は残したいが、火葬当日に時間が取れない方
個別立会火葬約1時間~2時間30分お別れ+火葬待機+お骨上げ(家族で収骨)最後のお骨上げまで、ご家族の手で行いたい方

何かに追われることなく、愛するペットちゃんだけに心を向ける時間を確保できます。

丁寧なお見送りのために。「火葬時間」と「所要時間」の違い

火葬炉が燃焼している時間以外にも、最後のお別れやお骨上げなど、大切に過ごしていただきたい時間がございます。

【リアルな時間の内訳(個別立会火葬の場合)】

  1. 受付・手続き・読経(約15分〜)
    到着後、申込書の記入やお焼香、そして祭壇の前で最後のお顔を見てお別れをする大切な時間です。
  2. 火葬時間(約30分〜90分)
    点火し、お体が荼毘に付される時間です。体重によって変動します。
  3. 冷却時間(約15分〜)
    火葬直後の炉内は高温になっており、お骨も非常に熱を持っています。無理に取り出そうとするとお骨が崩れてしまうため、綺麗に残すためには自然に近い形で冷ます時間が必要不可欠です。
  4. 収骨(お骨上げ)(約10分〜20分)
    ご家族皆様で、お骨を骨壺に納める儀式です。

これらを合計すると、「火葬時間+60分」が、実際に施設に滞在する時間となります。

私たち慈光苑では、流れ作業のようなお見送りはいたしません。一つひとつの工程に心を込め、飼い主さまが納得いくまで向き合えるよう、少し余裕を持ったスケジュールをご案内しております。

【体重・種類別】火葬にかかる時間の詳細目安

【体重・種類別】火葬にかかる時間の詳細目安

ペットちゃんの体重や種類によって、お骨をきれいに残すための火葬時間は変わります。

ここでは、慈光苑での対応実績に基づき、種類ごとの具体的な目安時間を解説します。

小動物(〜1kg未満):約30分〜1時間30分

対象:小鳥、ハムスター、モルモットなど

小鳥やハムスターなどの小さなお体は、火葬そのものの時間は比較的短めです。ですが、「小さいから簡単」というわけでは決してありません。

お骨が非常に繊細で薄いため、強い火力で焼いてしまうと風圧でお骨が飛んでしまったり、形が残らなかったりするリスクがあります。そのため、熟練のスタッフが細心の注意を払って火加減や風量を調整する必要があり、冷却や収骨を含めるとトータルで2時間程度を見ていただくのが確実です。

小型動物(1〜9kg):約1時間30分〜2時間

対象:猫、チワワ、パピヨン、ミニチュアダックスフンドなど

日本の家庭で最も多く飼われているサイズです。火葬時間は60分〜1時間30分程度が一般的です。

猫ちゃんや室内犬の場合、皮下脂肪の量によって燃焼時間が前後することがあります。受付からお骨上げ完了まで、トータルで2時間30分を見ておけば、次のご予定に影響することなく安心してお見送りいただけます。

中型犬(9〜20kg):約1時間30分〜2時間

対象:フレンチブルドッグ、ビーグル、柴犬など

骨格がしっかりしてくるサイズであり、内臓や筋肉量も多いため、火葬には1時間30分ほどの時間が必要となる可能性があります。

また、お骨もしっかりと残るため、冷却にも十分な時間が必要です。

次のご予定が決まっている場合は、終了希望時刻の2時間30分前にはご予約を入れていただくのが安全で確実なスケジュールです。

大型犬(20〜30kg未満):約1時間30分〜2時間

対象:シェパード、秋田犬、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバーなど

お身体の厚みがある大型犬などの場合、中心部までしっかりと火葬するほか、お骨を白く綺麗に残すためには、時間をかけてゆっくりと荼毘に付す必要があります。火葬だけで1時間30分かかることも珍しくありません。

※ご注意

弊苑の火葬炉は30kg未満までの対応となっております。30kgを超える大型ペットちゃんの場合は、設備の関係上対応が難しい場合がございますので、まずはお電話にてご相談ください。

よくあるタイムスケジュールをご紹介

よくあるタイムスケジュールをご紹介

「時間は分かったけれど、当日の動きがイメージできない」という方のために、一般的なタイムスケジュールをシチュエーション別にご紹介します。

土日にお子さまと一緒にお見送り(10:00予約・中型犬)

土日の午前中を使って全員で見送るパターンです。

  • 09:50 到着・受付
    弊苑には駐車場を完備しております。お車を停め、賀昌院の境内に入ります。お寺の静謐な空気が、ざわつく心を少し落ち着かせてくれます。受付とお支払いを済ませます。
  • 10:00 お別れの儀式
    祭壇の前にペットちゃんを安置し、お焼香をします。これがペットちゃんに触れられる最後の時間です。「ありがとう」「大好きだよ」と、ご家族皆さまで言葉をかけてあげてください。
  • 10:15 点火(火葬開始)
    スタッフが責任を持って火葬炉へと納め、点火いたします。合掌して見送ります。
  • 10:15〜11:30 待機時間
    火葬中は、待合室でお待ちいただくか、一度外出していただくことも可能です。(過ごし方の詳細は後述します)
  • 11:30 冷却完了・収骨(お骨上げ)
    火葬が終わり、お骨の説明をさせていただいた後、ご家族皆さまでお箸を使って骨壺に納めていきます。お子さまにも「これが尻尾だよ、元気だった足だよ」と教えながら、命の尊さを学ぶ貴重な時間となります。
  • 11:50 終了・帰宅
    骨壺と骨袋を受け取り、ご自宅へと帰ります。午後からはご自宅でゆっくりと過ごし、思い出話に花を咲かせることができます。

火葬の待ち時間はお寺の境内で心の整理を

火葬の待ち時間はお寺の境内で心の整理を

火葬中の時間は、お別れの悲しみを少しずつ受け止め、思い出を振り返るための大切な時間です。この時間を「心の整理をする時間」と捉えてみてはいかがでしょうか。

お寺の境内を散策して心を整える

弊苑は、由緒あるお寺「賀昌院」の境内にあります。

火葬場の待合室で過ごすのも良いですが、緑豊かな境内を少し歩いてみることをおすすめしています。風の音や木々の揺らぎを感じながら、ペットちゃんとの楽しかった日々を思い返す時間は、悲しみで乱れた心を優しく鎮めてくれます。

静かで穏やかな環境は、ペットちゃんが旅立つ場所としてふさわしい空間です。

一度外出して食事や用事を済ませる

「子どもがじっとしていられない」「お腹が空いてぐずってしまう」という場合は、一度外出していただくことも可能です。

火葬中にお車で外に出て、お食事を済ませたり、一度ご自宅に戻って用事を済ませたりすることも全く問題ありません。収骨の時間に合わせてお戻りいただければ大丈夫ですので、スタッフにお声がけください。

時間が前後してしまう「3つの要因」と対策

時間が前後してしまう「3つの要因」と対策

基本的には目安の時間通りに進行しますが、場合によっては予定より時間がかかってしまうことがあります。プロの視点から時間が延びる要因と対策をお伝えします。

1. ペットちゃんの体型(脂肪のつき方)

同じ体重のペットちゃんでも、筋肉質な子と、ふっくらと脂肪がついた子では燃焼時間が異なります。

脂肪が多い場合、火葬炉内の温度が急激に上がりすぎるのを防ぐため、バーナーを止めて自然燃焼させたり、温度管理を慎重に行ったりする必要があります。そのため、通常よりも20分〜30分長く時間がかかるケースがあります。

2. 副葬品(お供え物)の量

大好きだったおやつ、お洋服、お花、手紙…「向こうでも寂しくないように」と沢山持たせてあげたいお気持ちは分かります。

ですが、副葬品が多すぎると、燃焼時間が大幅に延びるだけでなく、燃え残った黒い煤(すす)がお骨に付着し、お骨が黒くなってしまう原因になります。また、化学繊維のお洋服などは、溶けてお骨にへばりついてしまうこともあります。

【対策:プロからのおすすめ】

お骨を白く綺麗に残してあげるためには、お供え物は「お口元の周りに少し添える程度」に厳選していただくのが一番です。

少量のおやつや、生花、紙の手紙などは問題ありません。大量のフードや大きな毛布などは、火葬時には入れず、ご自宅での供養の際にお供えしてあげることをおすすめします。

3. お骨上げのペース

これは「時間がかかる」というよりも、「時間をかけるべき」ポイントです。

特にお子さまがいらっしゃる場合、どのお骨が体のどの部分だったのかを説明しながら、一つひとつゆっくりと骨壺に納めていく時間は、命の教育であり、心の整理に不可欠なプロセスです。

スタッフも急かすことはいたしません。収骨には30分程度かかるものだと見積もっておくことが、満足度の高いお別れに繋がります。

【Q&A】ペット火葬の時間に関するよくある質問

【Q&A】ペット火葬の時間に関するよくある質問

最後に、お時間のことで飼い主さまからよくいただくご質問にお答えします。

当日の予約でも間に合いますか?

A. はい、空きがあれば当日のご対応も可能です。

ただし、お伝えしたとおり、火葬にはトータルで2時間30分程度かかります。「午後の子どものお迎えまでに終わらせたい」といったご希望がある場合は、午前中の早い時間帯(受付は朝6時から行っております)にお電話をいただくことをおすすめします。
遅い時間は何時まで対応していますか?

A. 慈光苑の火葬時間は、基本「午前7時~午後5時」となっております。

ですが、お仕事の都合などでどうしても17時までに間に合わないという場合もあるかと思います。その際は、一度お電話でご相談ください。可能な限り、飼い主さまのご事情に寄り添って調整させていただきます。
週末(土日)は混み合って時間がかかりますか?

A. ご予約制ですので、待ち時間が大幅に延びることはありません。

平日に比べて土日は予約が埋まりやすい傾向にありますが、ご予約いただいたお時間どおりに進行いたしますのでご安心ください。
もしご希望の時間帯に添えない場合は、無理にご予定の隙間に入れるよりも、保冷剤やドライアイスで適切に処置をして1〜2日ご自宅で安置し、ご家族皆様が揃う日時にあらためてゆっくりとお見送りすることをご提案する場合もございます。安置方法についても丁寧にご説明いたします。

まとめ:最期の時間を、悔いのない「感謝の時間」にするために

大切な家族であるペットちゃんを見送る時間は、二度とやり直すことができません。

だからこそ、事前にしっかりとした時間の目安を知り、心に余裕を持って臨んでいただきたいと願っています。

  • 「火葬時間」だけでなく、手続きや収骨の時間も含めて計算する
  • 時間が読めない不安があるなら、まずは電話で相談する

私たち「慈光苑」は、佐賀の由緒あるお寺・賀昌院の境内にあるペット霊園です。

「早朝7時からの対応」や「お寺ならではの心安らぐ環境」で、忙しい毎日を送る飼い主さまが、後悔のない温かなお別れができるよう全力でサポートいたします。

「トータルでどれくらい時間がかかりそう?」など、どんな些細なことでも構いません。まずは一度、お声がけください。