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命に感謝 

先日、以前お寺の総代をして頂いていたお方が亡くなられました。

行年69歳、平均寿命から言っても少し早い旅立ちでした、、。

 

火葬場へ同行する時のことです。

医大の側を通って行く時に、今から3年前に72歳で亡くなった母のことをふと思い出しました。

母も医大に入院していたからです。

 

母の病名は白血病でした。

病気の発覚後すぐに抗がん剤の治療が始まり一時的に症状は治まるものの先生の診断は長くて1年というものでした。

お寺の裏方として40年以上も努め、健康であればこれから少しはゆっくり出来る時間がとれたでしょうに、、。

 

入院直後は元気もあり時には映画が見たいと言うんで、医大近くのゲオにて韓流ものを自分はよく物色しました。(^^;;

また、ポテトフライや餃子など味の強い食べ物を好むようになった母に近くのお店でよく買い物もしたものです。

 

母の命日は7月14日、やはり暑い日でした。

母の亡き後、一時帰宅の時に植えたゴーヤが沢山実を付け食卓を飾りましたが、なかなか喉を通ってくれなかった事が思い出されます。

 

日蓮大聖人は、「人の寿命は無常である。はく息はすう息をまつことなく出てゆく。風の前の露すら、なおたとえることができないほどはかない。かしこい者もおろかな者も、年おいた者も若い者もさだめがたいのが人の世の習いである。だからまず、死に臨んで悔いない覚悟をもつことをしっかり習いさだめて、それからのちに他のことを習うべきだ」と言われておられます。

 

限りある命に感謝して生きていきましょう!